2015年8月20日付で日本テレビ公式サイト内「ラグビーワールドカップ イングランド2015」ページに「セクシー・ラグビールール」と称する2本の動画が公開され、その後、同23日付けでこれらの動画は削除されました。インターネット上では、この動画をめぐり元選手やラグビーファンだけでなく、多くの市民から意見が示されましたが、その大半が動画を批判するものでした。
日本では、2019年ラグビー・ワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会など国際的なスポーツ大会の開催が予定され、今後ますます、スポーツへの関心が高まると同時に、スポーツがあらゆる人にとって公平・公正で人権侵害のない身体文化であることが求められています。このようなスポーツ文化の醸成には、スポーツを市民に伝えるメディアの力は欠かせない要素であることは言うまでもありません。
こうした社会状況に鑑み、日本体育学会は今回の件に関して学術的観点からも検証を行う必要があると考え、日本スポーツとジェンダー学会と共同で日本テレビに公開質問状を送付しました。
日本テレビには、2015年9月24日に回答をいただくようお願いしており、いただき次第、これに関する報告も本ホーム−ページ上に掲載する予定です。